「野望リスト」は「~したい」


ここ数年、私の野望リストがしょぼい。
「夢」という言葉にときめかなくなっているのかしら。
自分の経年を感じないこともない。


最初は使っているノートの後ろのページに、「なりたい自分」や「やりたいこと」を書いていた。

それから「夢ノート」と呼ばれるものの本を読み漁った。
専用ノートを作ってみたけれど、空き時間に手帳やノートを書いていて、「あ!」と思ったときに夢ノートが手元にないとがっくりきて、帰宅して書こうと思っても、そのテンションはなくなってしまうことが増えた。
なので、ノートの後ろのページに書くことに戻した。



私は1年間に2~3冊のノートを使う(大きさにもよるけど)。
そうすると、達成していない野望リストをいちいち書き写さなくてはならないし、それはぜんぜんときめかない作業だった。

そこで目をつけたのは、ほぼ日手帳weeksのフリーページだった。
白紙が目立つそのページに書けばいいじゃん、と思った。
そうすれば1年分の野望を持ち運べる。
どうせ年末になれば「来年の野望」とかなんとか、盛り上がっちゃうんだから、いいや。
新年で野望もリセットするもん。



しかし、あんなにたくさんの項目を書いていたのに、しょぼしょぼになってしまった。
焦った私は「よーし、野望リストを書くぞぉ~!」と場所や環境も整えてみたけれど(例えば、好きな筆記用具や素敵なカフェなど)、それでもちっともはかどらなかった。


そして冒頭の、「ああ、あたいも経年劣化してるのね、ココロも…」と悲しくなっちゃったのである。




さて、今年は5月末から、モレスキンのラージ(ルールド)を使っている。
紙面が広いので、たくさんある「ユーリ!!! on Ice」のステッカー(それもでかい。そして何枚かは表に貼りづらい)の使い道として、「この大判のノートに思う存分べたべた貼って、『ヲタクノート』にしちゃうぞ!」と張り切っていた。
普段はノートが太るのが嫌なので、そんなに貼りものをしていないが(チケットの半券くらい)、モレスキンLでは解禁!
マスキングテープも貼りまくり、裏に抜けようがなんだろうが万年筆も使っている。

最近、普段使いのノートでは「左ページ」を重視している。
日常のことは青いインクで書くが、特別な左ページは違う色で書く。
今はジェントルインクの金木犀。
華やかなオレンジ色だ。

そこには

  • 頭の中で計画していること
  • 頭の中で考えたこと
  • 調べもの
  • メモ
などを書いている。

特別なことがない場合には、左ページも青いインクで日常のことで埋め尽くされる。

そんな中、SNSにちょっぴり疲れた私が「もしTwitterをお休みしたらなにがしたいか」を書き出してみた。
結構な時間、Twitterを眺めているので、楽しいけれど、やれることが少なくなる。
それで挙げてみた。

想像より多くのことを書いたので、「ああ、私はこんなにもいろんなことを考えて、『やりたいな』と思っているんだ」と改めて客観的に見ることができた。


そのあと、SNS関係なく、「やりたいこと」を書き出してみた。
すると、でるわでるわ。
「やりたいこと」なので、「~したい」と書いているし、もしそれをするのならこれも併せてやりたい、あるいは具体的なこと。
ひとつ挙げてみると
  • 髪が切りたい。荻野目ちゃんみたいな、80年代のボーイッシュなショート。ベリーショートまではいかない。おっさんになりたくない。
と、こんな感じ。
見た目があまり女性らしくなく、中身もどんどんおっさんになっているので(?)、ちょっとは「キュートでかわいい」がいいなぁ。それで小粋な感じ。カッコいい感じ。
と思いながら書いた。
それからすぐに、髪がうっとうしくてばっさりと切った。


ノートに書き出す作業は、すっごいわくわくした。
全身の血液が熱くなる感じだった。




しばらくして、思った。

「これって、野望リストじゃないの?
だって『~したい』んでしょ?」



これまでの野望リストは、どこかの「夢ノート」の書き方で見た「言い切りのかたち」で文末を終えていた。
さっきの髪が切りたいのだと、
  • 髪を切る。
で終わる。

夢ノートの書き方には著者によっていろいろあって、「やってしまった(達成後の自分)を想像するために過去形で書きましょう」というものもあった。

「髪を切った」

これは大きな違和感があったので、言い切りのかたちにしていたんだけど。
そしてそういうものには「~したい、という表現は、『まだ叶っていな自分』をイメージするのでよくない」と書かれている。

しかし、私はこの「~したい」のほうがわくわくしたのだ。


きゃー、これやりたーい!
これできたらいいなぁ。

から始まり、テンションがぐんぐん上がっていく。

具体的なことを付け加えるとますますテンションが上がる。

髪うっとうしいー!
髪、切りたーい!
夏だから短くしたいなー。
怖い、キツイ、感じじゃなくて、ちょっと小粋でカッコいいやつ!
口紅は赤でキリリとしているの!
素敵!素敵ーーー!!!

となっていくわけである。



そうか、これが私の野望リストの書き方なんだ、と思った。
やりたいことは刻々と変化していく。
やりたいことは何度書いてもいい。

私は野望の書き方を変えることにした。


正確に言えば「リスト化」していないのだけど。
やりたいことを考え、そこから想像や妄想し、「きゃー、素敵!素敵ー!!」ときゃいきゃいやるのが楽しいのである。


だから、「夢がいくつある」というものでもなく、「今、自分がやりたいこと」を「~したい」と書いていく。



こういう書き方をすると、ページはたくさん必要である。
7~8月の様子を見て、フリーページがたくさんあったほうがいいのなら、ほぼ日weeks MEGAの購入も考えてもいいし、はみ出たところは普段使いのノートに書いてもいいかな、と思っている。

とりあえず、今はweeksのフリーページに書いている。






余談だが、職場で私はよく、「~したい」と言っている。
それは集団を動かしたり、環境整備をしたり、なにか作ったりするときに言う。
その前に、自分のしっかりしたヴィジョンが必要なんだけど、「こんなことしたい」と言うと、周りの人からどんどんアイディアが出されていく。
それを吸い上げ、まとめるのも私の仕事なんだけど、そうやって新しいことをやったり、困っていることを改善したりしている。

なかなか、自分と「~したい」は相性がよさそうだ。









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