絵本「地球 -その中をさぐろう-」 / お星さまになったかこさとしさんに寄せて



子どもの頃、母親が買い与えてくれた絵本の中にたくさんのかこさとしさんのものがありました。


有名な「だるまちゃんとてんぐちゃん」シリーズから始まり、虫歯になったらすっごい怖いことがおこるんだと恐怖した「はははのはなし」、声に出してこぶたの名前を読むとサイコーに愉快な気分になれる「にんじんばたけのパピプペポ」(だって、たくさんのこぶたの名前の中に「パパタ、ピピタ、ププタ、ペペタ、ポポタ」なんてあるんですよ!楽しくなっちゃうじゃん!!)も大好きでした。

そんなかこさんが2018年5月2日に亡くなられました。
とても寂しい気持ちでいっぱいの中、Twitterではいろんなかこさんの本のタイトルが並んでいます。
たくさんの子どもや大人に愛された本を作っていらしたのだなぁ、と改めて感じました。


私も語らせるとあれこれ出てきそうですが、1冊に絞ろうと考えたとき、「にんじんばたけのパピプペポ」と2冊まで絞り、うんうんうなって、「地球」にすることにしました。


絵本は地表で暮らしている私たちの日常が描かれています。
その地面の下はどうなっているのか。
壮大な断面図が広がります。

たんぽぽの根っこやアリの巣から始まって、高い建物を支えるための杭、地下水をくみ上げる井戸。
目に見えない地下にこんな世界が広がっているとは思えませんでした。

一番インパクトがあったのは「マグマ」です。
火山がぼーんと爆発し、どろどろと流れてくるマグマをテンプレート的なアニメなどで見てはいました。
が、科学的にしっかりとしたイラストで地球の奥深いところから吹き出されている断面図は衝撃を受けました。

「私の知らないところではこんなことが起こってる!!!」
と思った瞬間でした。




なぜかこの絵本が好きで、半透明の紙で「うつしえ」もよくしていました。
森や川が流れるのを、箱庭のようにあちこち選んで写していました。




かこさとしさんの絵本にも育てられたんだなぁ、と思いを馳せ、かこさんのご冥福をお祈りします。














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