ひとつのところに留まる修行



なんていうか、リセットしたいんですよねぇ。
リセットボタンをぽちっと押して、一旦真っ白にして再構築していく、ってヤツ。

これまでにSNSとかブログとか、そういったものをこういう衝動に駆られて(あるいはいろいろあって、逃れるために)してきました。


こういうことを考えているとき、ってなにか「現状に飽きている」わけです。
つまんない。
面白くない。

新しいものを一から創るのって楽しいです。
スカスカして寂しい気持ちにもなりますが、周り真っ白ですからね。
どんなものでも描けるし、置けます。
それまでのしがらみや面倒なことを考えなくても、取捨選択が自由にできます。
なにせ真っ白ですから。
自分しかいないですから。



やってる本人はいいんですよね。
まるでラピュタのムスカ大佐のように天空に浮かぶ滅んだ城で「がはははは!」とすべての力を得たように笑っていればいいんですから。

しかし、周りは違います。
それまで近くにいたはずの、話しかけなくてもちらりちらりと見かけていた人が急にいなくなるんです。
跡形もなく。
ネット的失踪、とでも言うんでしょうか。

突然、ですからね。
前触れもなく。

どうしたんだろう?
なにかあったのかしら?
心配となにもなしにいなくなってしまったことへの怒りと寂しさと。
いろいろぐるぐる自分の中に渦巻くことがあります。
当の本人は、ムスカなのにね。
万能感に酔いしれて高笑いしているのに。



さて、飽きたり煮詰まったり逃走しなくちゃならなくなったりすると、突発性スナフキン機能を発動し、行方不明になることを繰り返してきた私ですが、上記の「周りの人」のことがやっと考えられるくらいオトナになりまして(遅っ!)、「そういう衝動があっても突然消えたりしないようにしよう」と決めました。
もし、どうしてもそうしたいのなら、少し間をおいて「周りのみなさんにご挨拶をして」そうしよう、と思いました。

自分の中では「ひとつのところに留まる修行」をしている、という感覚です。

これは「定点観測」みたいな面白さがあります。
「動かないからこそ気がつく変化」ってヤツですね。


ひとつのところに留まらないから、私は深い付き合いをしたことがないのかもしれません。
どうしても深い付き合いになると生じてくる「しがらみ」みたいなのが苦手で仕方ない。
なんていうか、それが私の自由を妨げる、というか。

とにかく私は「束縛を嫌う」たちで、恋人が甘い気持ちで「ずっと一緒にいたい」と言うのも負担になるほどでした。
今はオトナになったので、そこまでは…、と思いたい!
最近、恋人がいないし、今までも遠距離のことが多かったので、そんなことより「より一緒にいたい!」という寂しい思いばかりがふくれていたから、よくわかんない。
(「えー、あたしはひとりの時間もほしいので『ずっと一緒』だなんて耐えられない!」ってヤツですね。
困ったもんだ。
言葉を額面通り取りすぎるのも、加減して受け取る修行をしたほうがよさそうです)



さて、今回の「リセットしたい」という衝動をごまかしごまかしやってきていますが、どこまでどうなるのやら。
自分でも見ものです。

もしやっちまう前に、とりあえず「ご挨拶」だけでもすればまずはいいかな。






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