彫金家 清水南山 ~広島が産んだ近代金工の巨匠 / 広島県立美術館



行く気はなかったのに、ポスターやチケットに印刷された銀の水瓶にヤラれた。
それからほどなくして、前売券を買った。


年明けからせわしく、休みの日は疲れでへとへとになることが多かったり、天気が悪かったりしてあっという間に会期が終わってしまいそうだったので、みぞれまじりの中、行くことにした。


南山はもともと画家を目指していた。
日本画だけだはなく、写実的な洋画の技術も持っていた。
そのデザインの基礎力のすばらしさに加えての彫金の技術だった。

すっとして澄んでいる。
いや、澄み切っている。
作品にはどこか切れそうなほど研ぎ澄まされた透明感が漂っていた。
無駄なものをそぎ落としているようで、遊び心もあるデザインが楽しかった。



みぞれの降る夕方の美術館は楽しかった。
夜の美術館は好きだ。
ひとりだとちょっぴり怖いかもしれないけれど。








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