スペイン巡礼から10年



私がスペイン巡礼をしてから10年経った。
10年経ってもなお、こんなにも自分を震わせる体験をしたことって、他にあったっけ?
というくらい、強烈で、私の中のある基準になっている。
「巡礼前」「巡礼後」って感じで。



強烈すぎてなかなかまともに振り返れない。
10年経つのに、やっぱり巡礼中に書いていたノートブックは帰国後すぐにブログに書いたときに開いたのを最後に、見ていない。
どうやっても怖くて(?)、開けない。

巡礼の本を読み漁ろう!と思っていたのに、結局読んだのは1冊きり。


それでもゆっくり時間は経ち、私の中で熟成していく。

他のブログで巡礼中に撮った写真をねちっこく紹介しているけれど、
3~4年前、ダイジェストのような形でInstagramにも載せたことがある。
その頃より、思い出せるものや熱が少なくなっている。

その反面、残っているものは濃いエキスのようだ。
まるでアルケミスト(錬金術師)のみたい。
ものの純度を上げて、結晶を取り出す感じ。


スペイン巡礼をしたからといって、劇的に自分の人生が変わったとは思わないが、大きく影響を受けている。
それは10年経った今でも健在で、私の血肉になっている感覚。

「ここから36km」という看板を見ると、「(歩きで)2日か」と計算したり、
大きいザックを見ると異様に興奮したり(!)。


こういったことも薄れたり、純度が上がったりいろいろしながら、また熟成していくのだろう。
そうして私を熱くすることがなくなっても、私の基準のままでいるのかも。



特別なことはしないけれど、書いておきたくて。


!Buen Camino!

よい道を!




■巡礼までの道のり

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■巡礼への旅立ち

Kyrie on Camino de Santiago: 始まりは2006年5月、関空からエールフランス航空ビジネスクラスでまずはパリまで




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