北斎の富士 #広島県立美術館 / おなか一杯の富士山で大満足!



葛飾北斎の「冨嶽三十六景」と「富嶽百景」、富士山148点が勢ぞろい!
関連作品を入れると159点のボリューム満点の展覧会でした。

去年の歌川国芳のときの展示は「江戸の粋でいなせな漢気見せます!」とノリよく、ちゃきちゃきの、現代のノリも交えた勢いのあるものでしたが、
北斎の富士は淡々と、とにかく富士山を展示。
派手な解説も、勢い余ってどこかに飛んでいきそうな雰囲気もありません。
そのシンプルな展示のおかげで、富士山に集中することができました。



浮世絵と言えばコレ!と出てくる、
左に波が高々と上がり、その奥に富士山が見える「神奈川沖浪裏」(冨嶽三十六景)や、
赤富士と呼ばれる「凱風快晴」(冨嶽三十六景)の本物を見ることができて、とっても幸せ!

冨嶽三十六景には、どの場所から見た富士山を描いているのか、一つずつ丁寧に地図と見た方向が解説と一緒についていました。
その場所に立ち富士を眺めている自分、がイメージしやすくて、とてもよかったです。
年末に東京に行き、少し都心の位置関係がわかったこともプラスして、
「ああ、あの辺から見た富士かぁ」と思えました。


富嶽百景はモノクロだったんですね。
初めて知ったかも。
私の中では「冨嶽三十六景」も「富嶽百景」もごっちゃになっていたんでしょうね。
今回、すっきりしました。


去年は富士山かき氷を食べ、
ブラタモリで富士山の回を見てきゃーきゃーし
東京行きの新幹線から富士山を撮り
東京タワーからうっすらと浮かぶ富士山を見る、という私にしては富士山にたくさん関わった年でした。
そして、その集大成のような北斎の富士をこんなにまとめて見られて、本当に大満足。


江戸時代の「生活の中の富士山」「信仰の対象の富士山(富士講)」「美しい富士山」「おどろおどろしい富士山」「突然噴火する富士山」など、様々な要素で愛されていた富士山を堪能しました。

富士山を見て育つとどんなものがその人の中心に置かれるのかな?
特別な感慨や自己確立のときに重要なポイントになるのかしら?
私が広島で生まれ育ち、深く深く刻まれた原爆のことのように。


北斎の描く富士山はとがってた。
本物の富士山は横長で雄大だったのに、北斎の富士山は上下にしゅっと長く描かれているものが多かった。
どうして縦長富士山にしたのかな。
北斎に会ったら聞いてみたいな。









特別展が開催されている3階のロビーには、木製のシャレた富士山がおいてありました。







靴を脱げば登ってもよい、とあったので登りましたが、滑る滑る!
下りるときはすべり台の要領で下りました。
オトナひとりなのにはしゃいじゃった!




たくさん富士山を見たことだし、今年もいいことがありますように!




■おまけ






東京タワーから見た富士山。
がんばって撮った写真。
中央にうっすら見えるの!

見える?





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