罫線のとらわれ




渋谷ロフトで開催されたモレスキン・イベントで、モレスキンファンサイトMoleskinerie.jpの管理人のYOKOさん(@YOKOnotes)がこんなことを話していらっしゃいました。



「(ノートの)罫線は思った以上に、人に影響する。なので、私は初めてモレスキンを使う人にはハードに使ってもへたれないハードカバーの無地、そして持ち歩けるポケットサイズを自由に使ってほしい」


うる覚えなのですが、こんな内容でした。


何年も、横罫線や方眼の入ったノートブックを持ち歩いていましたが、新書版の大きさが試してみたくて、MDノートを使ってみました。

それまで、なぜ線が入ったノートブックを使っていたかというと、文字を書いていくと行が曲がりまくるから。
行間も一定ではなく、なんとも読みづらいことになるので、努めて線の入ったものを使っていました。

しかし、MDノートの新書版はあまり売れないせいか(?)、罫線、方眼、無地の3種類のすべてが店頭にそろっていることがなく、それも私が使ってみたかった方眼がいつもないので、仕方なく無地を買いました。

次に手製本のトモエリバーノートを使っているのですが、これも個人で制作されているので、ページに罫線が入ってものはありませんでした。


久しぶりに無地のノートブックです。
最初は恐る恐る、「キレイに使おう」と思っていましたが、だんだん「罫線にとらわれない解放感」にくらくらしてきました。

罫線や方眼のノートブックを使っているときは、いつも「きつきつ~!窮屈~!!!」と思いながら書いていました。
私は割と字を大きく書くので、線に合わせて文字を小さくするのはすごく縛られたような気がしていました。
また、方眼も使い心地は悪くなかったのですが、大体が5mm方眼で、私には狭すぎます。せめて6mm、欲を言えば7mmあると気持ちよく書けそうです。
でも、7mm方眼はなさそうで、6mm方眼のノートブックは見つけましたが、あまり取り扱いがないようで、結局実物を見ることがありませんでした。

そういう「窮屈な感じ」を経ての無地です。

ゆるゆる~!
すかすか~!

この、「自分の気持ちのいい間合い」が勝手に作れるのは無地ならではだな、と思いました。
なので、カキモリでオーダーリングノートを作ったときも、迷わず無地で作りました。


そして、無地のノートブックに書きつけるときの解放感を思い出しながら、YOKOさんのお話に深くうなづいていました。



ただ、本当に初めての人が無地のノートブックを使うのは、ある意味難しいと思いました。

「なにを書いていいかわからない」

これが一番の理由となると思います。
人気の手帳には、いろんなことがたくさん印刷してあるものがあります。
それは「ここには何を書いたらいい」のか、明確にしてあるので、あまり思い悩むことなくスッと書き始めることができるのだと思うのです。


最初から無地のノートブックで自由を満喫できる人は、なにか力強い「自分」があるのではないかしら。
と感じていました。

ただ、罫線なり、他の何かが印刷してあるものを使っていて「うーん、窮屈だなぁ」と思ったときは無地の自由で寛容なノートブックを楽しむ時がやってきたのだと思います。

今の私がそうなのです。




二つのモレスキン・イベントで私は2016年のウィークリーダイアリーを大小合わせて3冊も持つことになりました。
実は、来年用には「ほぼ日手帳WEEKS2016」がおうちに控えていました。

キティちゃんのは中身が気になるので手許に置いておきたいのですが、あとの2冊はどなたか使ってみたい方にお渡しするのもいいかなぁ、と思いつつも、すでに自分好みの2016年の手帳を持っていらっしゃるんじゃないかと考えました。

そうしたら、罫線のとらわれを払い、太い線でぐいぐいと罫線を無視して私が使ってやる!と息巻いているところです。



 

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