本を読まなくなった / お盆や正月が苦手な理由



1週間に5冊、図書館で本を借りていた。
足りないときには家族のカードも借りて、10冊くらい借りて読んでいた。

そんな私が、この2~3年、本をほとんど読んでいない。



まず、小説が読めなくなった。
小説の中の人達より、リアルに生きている人達のことのほうが面白い、と感じていた。
だから、設定がすでに異世界の物語を少し読む程度になった。


それに代わって、エッセイ・随筆をたくさん読むようになった。
特に旅エッセイはとても面白かった。
「作家大先生」ではない作家が旅行したり、
異国で暮らす中で感じたことを書いているものはとても面白かった。

「深夜特急」のようなものではなく、
20~30代の女性が書くものは感情移入もできたし、
「日本の風土になじんでいない」とたまに痛感する自分にとって、
彼女たちはとても痛快な部分もあった。

旅の途中で出会った小物や雑貨が自分の生活や暮らしを作っている様子を
写真と一緒に読むのが好きだった。


しかし、私も年齢を重ねていく。

感情移入できていた作家にもそうでもなくなった。

彼女たちの何人かは結婚して出産した。

それをしていない彼女たちは「ひとりかもしれない老後」にそなえて、
マンションを買ったり、保険を見直していた。


結婚をしていない。

出産していない。

子どもを持っていない。

おねいさんである。


こんな私にぴったりの感情移入ができる本はあまり見当たらない。


結婚していないこと。
出産していないこと。

これらはよく私を劣等感の渦に落とし込む。



「人は人。自分は自分」

「堂々としていればいい」

いくら言い聞かせても、ダメなときにはダメ。



こんなネガティヴな感情をいだかせることが増えたのもあって、本を読まなくなった。




家族も親戚も、私はこのままひとりだろう、と決めつける人やことがある。

悔しくて悔しくてたまらない。

お盆や正月など親戚が集まるときは、私の居場所はない。

そんなときにはそっと茶碗やお皿を洗うことにしている。



あたし、人生のパートナーを持ちたいって思ってんだから!







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