星*のはなし




「ブログの名前に星がついていたら素敵ではないですか?」

と言われたとき、
私はすぐに「星の野」のことを思い出していた。




サンティゴ・デ・コンポステーラ。

スペイン巡礼の目的地の都市の名前。

ステーラとはスペイン語で星。

コンポステーラは「星の野」という意味で、
サンティアゴはイエスの十二使徒のひとり・聖ヤコブのことで、
「星の野のヤコブ」ということになる。


スペイン巡礼はスペイン語でカミーノ・デ・コンポステーラといい、
カミーノは「道」で、「星の野の道」。

実際、いくつものルートがあるカミーノだが、
一番有名な「フランスの道」は、
東から西へ一直線のように進むルートで、
天の川の下を歩くようになっているそうだ。

「そうだ」というのは、
私はカミーノでは星空をほとんど見ていないからだ。

緯度の関係とサマー・タイムで、
夜の10時くらいになってようやくとっぷり日が暮れ、闇が覆う。
という状態で、
多くのアルベルゲ(巡礼宿)の消灯時間が10時だった。


一度、屋外にトイレがあるアルベルゲで、
寝つけず、夜中にトイレに行ったとき、
あふれる星空をちらりと見たくらい。



それでも、「星」というだけでカミーノのことがぶわぁぁぁっと思い出されたので、
8年経った今でもあの体験は、
私の中で熟成され、大きな意味を持っているのだな、と感じた。






結局、自分のブログ名を「Kyri*ate」という、星入りの名前に決めた。


11月25日は私の誕生日で、
このブログを始めた日であり、
それに新しいブログ名の使い始め、という
「お誕生日三段重ね」状態になった。


そんな中、ハヤトがバースデー・メッセージと共に素敵なことを教えてくれた。


コンピュータの世界では
「*」(アステリスク単独)
は、「ワイルドカード」といって、
「なんでも詰め込んでもいいし、なにもいれなくてもいい」
という意味

なんだって。



なんだか、すっごくわくわくして嬉しくなった。




「人との絡み方がよくわからない」
と、よく言っているんだけど、
「なんでかなぁ」と考えてみたら、
「好きなものだけ『好き』と言えるように距離を取っているんだ」
ということに思い当たった。


つながりは素敵なものだけど、
内輪とかしがらみとかいろんなものがくっついてくるのも確かで、
「好きじゃない」と言いにくくなったり、
好きじゃないのに状況から「好き」と言わなくちゃならないようになりやすい。
と自分は思っている。

ある程度距離を取っていれば、
そういう状態になりにくい。



「詰め込む」と「空っぽ」も似た響きに聞こえた。

自分が詰め込みたいものだけ自分のブログに詰め込んで、
詰め込みたくなかったら空っぽでいい。



「あー、あたしにぴったりだわ!」
と余計に感じて嬉しく思った。




そんなことを考えたっていう星*のはなし。














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