ちょっとした好奇心が冒険の始まりだった/山道でつながる大宰府天満宮-天開稲荷-九州国立博物館








お石茶屋で梅の香うどんを食べていると、
赤い幟と鳥居が目に入りました。

「ははん、この上にお稲荷さんがあるのね」

きっと近くで小さいんだろう。

そう思い、上がってみることにしました。








なかなかの傾斜を上らせます。








途中、フランス人カップルみたいな人が写真を撮っていたり、
何人かの日本人ともすれ違いました。

お宮はこぢんまりしていました。

藤棚の涼しい陰で、おむすびを食べている男性もいたし、
大宰府天満宮でもたくさん見かけた写生大会中の学生さんもここにも見ました。



私もお参りして、
ちょっとそこに座り、
休憩しながらこれからどうしようか考えました。


私が次に行きたいのは、九州国立博物館です。
これは、参道から天満宮の敷地に入るあたりから、道が分かれていました。

このままでは、
今いる天開稲荷から、
お石茶屋、
大宰府天満宮の北から南へずずーっと戻ってから、
博物館への道へ進まないといけません。


それで、さっきから愉快な歌が聞こえてきます。
アニソンだったり、
特撮ヒーローものだったり、
アイドルの歌だったり。

なんだろうと思い、Google Mapを起動させると、この山の下には遊園地があり、そこから聞こえていました。

境内の端っこから見るとカラフルなアトラクションの屋根が木の枝の間からちらちら見えます。

Google Mapは遊園地のそばに博物館がある、と教えてくれました。

「来た道を戻らずに遊園地に抜ける道があるはずだ。
だって、こんなに近いんだもん!」
と、Google Mapで検索しましたが、適当な道もなく検索もヒットしませんでした。


私は諦めて、来た道を戻ることにしました。


ただ、さっき遊園地が見えた境内の端っこから、
来るときに上がってきた階段方向に延びる道がありました。
せっかくなので、そっちへ下りることにしました。

きっと、石段かどこかでつながっているはずです。


境内をぐるりと回りこむように道がありました。

愉快な音楽を聞きながら眺める遊園地はよりはっきり見えるようになりました。

目をこらすと、なんとなく山を下りられそうな道っぽいものが斜面に見えるような気がします。


「このまま道から外れて、山の斜面を歩いていこうかしら」
とふと思いました。

しかし、ちゃんと下までつながっているかどうか、確認がとれなかったことと、
ここで捻挫でもしたら、助けを呼ぶことができません。
それに山の師匠が言っていました。
「低くても山は山。みくびるな」

私はおとなしく元来た道を帰るつもりでした。

しかし、あの赤い鳥居がいっぱいの石段の道が右側の眼下に見えます。

あそこにつながっているんじゃないの?







すると、「九州国立博物館」という道標が立っていました。

「おおおお!!!やっぱり道はつながっていた!」

私は喜んでその道を進みました。








すぐにちょっと整備された登山道のような道になりました。

辺りには誰もいません。

でも、人によって整備された道です。
進んでいきます。










いやいやいや。
私は博物館に行きたいんです。
この道は一体どうしたというのでしょう。








不安が大きくなるタイミングを見計らったように、
また道標がありました。

あっちが天開稲荷でこっちが九州国立博物館。

間違いありません。

それがこの記事の一枚目の写真です。



「どうして、あたしは登山をしているの?」

「どうして、あたしは冒険をしているの?」

「おかしい」

「これは絶対におかちい…」




ぶつぶつ言いながらも、あまり不安ではありませんでした。
それはやっぱり、「人の手が入った道」を歩いていたからです。

途中、女郎蜘蛛が大きい巣を張っているのを写真に撮ったり、
「なんで、いつも私が旅に出たり、ただ単に歩いているだけなのに、
こういう冒険っぽい道を歩いたり、経験したりするのかしら?
今回は都会ばかりだし、絶対に大丈夫だと思っていたのに!!」
と思ったりしながら、どんどん進むと、
あの愉快な音楽がどんどん大きくなり、
コンクリートの階段を降りたら、
だざいふ遊園地と九州国立博物館入口前の大きい広場に出ていました。


わーい、着いたーーー!!






■本日のお出迎え






だざいふ遊園地入口前にいたじゃじゃ丸君です。

背中から入って、じゃじゃ丸の口から外が見られるようになっています。

「それって、じゃじゃ丸に食べられたコドモ」っぽく見えるんじゃないかしら?
と思ったのは内緒です。















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