美術館のこども部屋 ver.2 アートな宿題 HPAMコレクション2014 広島県立美術館 #広島県美








広島県立美術館の所蔵品を見せる展示は「HPAM(エイチパム)コレクション展」という名前がついていました。

今回、「エイチパム」と読むことを初めて知りました。

Hiroshima
Prefectural
Art
Museum
の頭文字だそうです。




毎回言っていますが、広島県美の特別展も所蔵品展も見せ方をすっごく考えて、
こちらにばばーんと出されるので、
見るほうも、気合いを入れて、
ちょっと挑むような、
しかけを楽しむような、
そんな気持ちで部屋に入ります。



そして、前回すっごく楽しかった「美術館のこども部屋」の新作があるではありませんか!

ムーミン展で結構エネルギーを使いましたが、
呼吸を整えて3階から2階へ下りていきます。



さて、今回は夏休みとあって「アートな宿題」。
国語・算数・理科・社会の4つの教科から、アートな宿題が出されます。

ひとつひとつ個別のワークシートもありますが、
全教科まとまったワークシートもあり、
それを埋めると、きっと学校の自由勉強のようなもので提出できるようになっていそうです。
詳しく見なかったのですけど。




国語は、絵や彫刻などを見て、物語を想像してみる、というものでした。

個別のワークシートには、作品の写真に自由に書ける欄と、
物語が思いつかない人のために、
「この男の子は何を言っているんだろう?」と吹き出しがついているものもありました。

物語を考える、となると身構えてしまいますが、
吹き出しがあれば、
ほら、楽しいTwitter大喜利じゃないですか。

私は一番最初にぴんときた金魚をながめる男の子に、
自分が想像したせりふをしゃべらせてみて(ワークシートに記入して)、
きちんと受付の人に渡しました。

なんだか驚かれているようでした。

あたしがやったらいけないかしら?



出題やヒントは、
大人用のちょっと難しいことばを使って、すっきりまとめたものと、
こども用のやさしいことばでを使って、説明しているものとありました。

こども用のものはやさしいことばで説明し、理解してもらうため、
まどろっこしい感じもしましたが、
興味深いものでした。

大人用のもので、「わかった気になっていた」ことが明るみに出たりね。



次は算数でした。
もともと算数は苦手なので、よくわかりませんでした。

丸とか三角とかを使った作品はデザイン要素とセンスだよなぁ。
と身勝手なことを考えていました。










次は、理科でした。

植物や昆虫をよーく観察することや、
観察しても、実際の作品には描かないものがあるとか。

ここでのワークショップは、フロッタージュでした。

コインを紙の下に敷いて、
鉛筆を寝かせるようにしてこすると柄が浮き出る、あれです。

私は自分のHobonichi Plannerにやってみました。

いくつか素材がありましたが、目で見えている溝と浮き出る溝が違っていたり、
角は曲線が多いため、写し取るのに工夫がいったりして、楽しかったです。






最後は社会。

作品が描かれたり作られたりした場所が、地図に印されていました。

フランスと言っても、
パリは割と北のほうにあるし、
聞き慣れない町や村の名前だったら、フランスの中のどのあたりにあるのか、知らずにその作品を見てしまいます。

風景画などは、地図があるといいなぁ、と思いました。





と、散々楽しんだのですが、
やはり宿題は宿題。

「やらなければならない」
「やらされてる感いっぱい」
で、私はのびのびできず、ちょっと窮屈でした。





ここで面白かったのは、親子連れを何組か見たことでした。

子どもがやりたくないのに、
「やればいいのに。
これを学校に持っていけばいいのに。
なんでやらないの!」
と叱咤している保護者。

まだ学校にあがっていない子どもに、
その子がわかりやすいように説明し、
実際に途中まで一緒にやり、
その子が興味を持ったら、そこから口出しはせずにそっと見守る保護者。

お母さんやおばあちゃんの期待を背負って、
本当は面倒で、こういうものの参加するのにはちょっと気恥ずかしい感じの小学高学年くらいの男の子が、
がんばっている姿。

全然関心がなくて、走り回っている男の子二人。




いろいろあるよなぁ。


関心がない人に関心を持たせようとするのは、とても大変なことです。

美術館のこども部屋も「ちょっとでも関心を示してくれたら」という要素があると思います。

これからも参加しなくても気まずいことにならない空間だといいなぁ。

やりたくないことをやらされるのは、本当に苦痛だもの。






好きだったのは、コロのついた木製の踏み台がちょこちょこあったこと。

小さいお友達がよく見えるように。
というためのもの。

関心のある人にはたっぷり見てもらって、
しっかり参加してほしいものね。

背伸びしても見えないときの悔しさって、今でも覚えているもの。




さてさて、我儘な私は次のver.3も期待しています。

どんなしかけが待っているかな。

楽しみ楽しみ。











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