映画「かぐや姫の物語」  高畑勲












「風立ちぬ」とともに気になっていた「かぐや姫の物語」を見にいきました。


多分のネタばれが含まれます。











全体的な感想は

「生きねば」

でした。






まず気になったのは竹取の翁でした。

翁は姫が小さい頃はそりゃあもう、
「目の中に入れても痛くない」というかわいがりようで、
見ているこちらがあてられるほど。

でも次第にその思いが切なくなってきます。

彼の思いと姫の気持ちの開きが大きくなっていくにつれ、
息ができなくなりそうになります。

あんなに愛されかわいがられてうらやましく、
それなのにお互いが幸せになれないなんて。

声を亡くなる前の地井武男さんが当てています(一部、三宅裕二さん)。
それも思い出しながら見ていると、
ますます命をかけながらかわいがっているようで、
ますますつらくなりました。




それから媼。

彼女には「女性の強さ」を見せられた感じがしました。

突然、赤ん坊がやってきて自分に母乳が出るようになっても、
都にいって御殿に住んでも、
どこでもあっさり順応し、
そしてそれを楽しみ、
ゆるがない安定感。

いやぁ、すごいなぁ。

私にはまだまだ身についていない、女性のたくましさでした。




そして。
一番文句が言いたいのは捨丸あんちゃんだよ!

姫のことを一途に想っているのかと思えば、
結婚して子どももいて。

それは仕方ないと思うんだ。
姫が手の届かないところに行ってしまったことを知ってしまったんだから。

が、そのあとだよ。

月に帰らなくてはならないと知った姫と再会したときには、
彼には妻も小さい息子もいたんだ。

なのにそれらを捨てようとする。

でも姫をつかまえられなかったら、
すんなり妻と子どものところに戻るんだ。

二人への罪悪感とかないのかい?!

「まったく、男ってやつは…!!!」
と叫びたくなる人でした。







それで主人公のかぐや姫なんですが…

なんとも言えなくて。

もっと時間が経ったら、言えることが出てくるかなぁ。





あのね。

正直がっかりしたんです。

煽り文句の「姫の犯した罪と罰」とはなんぞや。

高畑監督独特の解釈で、「原作をこうとらえて読み取る」みたいなことを期待していたのですが、
それはちょっとは触れるのですが、
なんだかわかったようなわからないような、
もやもやした感じ。






アニメーションとしては、
四季の花々を描くことで時間経過がわかり、
その絵が優しくてほっこりして、素敵。


それから姫が着物を脱ぎ棄てて、
すごい形相で駆け抜けていくシーンはやっぱり圧巻。

あの怒りは、私も同調して駆け出したくなるんだもの。





なんだかねぇ。

なんというかねぇ。


うーん…


もしかしたら、時が経って私の中で熟成したり、
何度か見直しているうちにまた違うことを感じたり、考えたりするのかもしれません。





なので、まとまらないまま終わる。









、友達とたまたま話の流れでこの映画について話せたのが、
すっごく面白かった。

視点・観点が違うから、すっごい面白い。



最近、他の人と話すことによって、
自分の特徴(あるいは癖、傾向)を知ることが多くて、
これもまた面白い。


またおしゃべりしたいなぁ。





















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