こんなシャガール見たことない! 「シャガール展」  広島県立美術館









シャガールと言えば、
フライヤーにも似たようなことが書いてありましたが、
紺碧の空中で抱き合う男女
顔がなんとなくまるっこい馬
見降ろす街、屋根…
というイメージでした。


「こんなシャガール見たことない!」というコピーのついたこの展覧会は、
シャガールの、そんなメルヘンティック、ロマンティックな作品ではなく
(といっても、端々に見られるのですが)、
パリのオペラ座の天井から始まり、
大聖堂のステンドグラス、
モザイク、
陶器(造形、絵付け)、
オペラやバレエの舞台美術や衣装など、
大掛かりで、大胆な作品が集められていました。

ほんと、見たことないわ。


 オペラ座の天井も小さな下絵から、
大きな下絵、
部分の下絵、
と何枚もあり、
これは配色のバランスを見ていたのかしら?
これは題材にしたものの配置のバランスを見ていたのかしら?
と創作過程が垣間見られるものもたくさんありました。


私はシャガールが舞台美術や衣装に携わっていたとは知らなかったので、
ずらりと衣装をつけたマネキンが展示され、
映像では実際のダンサーがその衣装でバレエを踊っている姿を見ることができて、
「ほぅ…」
とうっとりした溜息をつきました。




また大聖堂のステンドグラスや、
オペラ座の天井絵などは、
天井と、
正面と左右、
という4枚のスクリーンに立体的に映像が映し出されるのを見ることができました。

天井絵だけを
壁に展示されているのだけを見て感じるより、
実際に自分の頭の上に天井絵が映し出され、
オペラ座のゴージャスな観客席が現れるのは、
そうだ、
プラネタリウムで星を見るような感覚で天井絵を見ることができました。

ステンドグラスも同様。

迫力があり、
まるでその場にいるような臨場感もあり、
私はお勧めします。





ヨーロッパの美術品を見るときにいつも思うことは、
世界史、
聖書、
オペラ、
ギリシャ神話の知識がもっとあると、
もっと楽しめるんだろうなぁ、
ということです。

今回も、聖書とオペラ、バレエの知識がもっとあれば!

説明文を丁寧に読めばいいのでしょうが、
私は展覧会では、流れるように歩いて見ていきます。

私の中に独特のリズムがあって、
そのときにはスローだったりクイックだったりしながら、
ある流れをつくりながら、ゆるやかに踊るように見ます。

だからその流れが中断されるのが好きではありません。

できるだけ、平日の早い時間を狙って美術館を訪れるのは、そのためです。



今回、テレビ撮影のためカメラが入っていましたが、
なんどもその流れが中断されて残念でした。

そうやって酔っぱらっているように歩いている私は、
その展覧会の世界にどっぷりとはまっているのです。

中断されると、まるで突然夢から覚めてしまったような感覚になります。














さて、広島県立美術館の最近の特徴と言えば、
「参加型」
「撮影型」
があると思います。

今回はオペラの衣装を再現!
なんと服の上からずっぽりかぶるだけ!
というもので、
それを着て、
オペラ座の舞台を背景にオペラ歌手気分を味わうことができます。
(歌わないけど)

受付の人に尋ねると、
「どうぞご自分で」と言われました。

私一人だけで来ていたので、
後ろの秘密のでかボタンとか困っていると、
通りすがりの女性が助けてくれ、
写真も撮ってくれました。

この赤い衣装を着たい方にアドバイスを。
胸元が随分あきます。
前日より4℃も気温が下がる、と聞いてきたのでハイネックのTシャツを着ていったのですが、
それが丸見え…
デコルテが美しく見える服で着るのがお勧めです。


羽根や飾りのついた、小さくて素敵な帽子もかぶります。
(ちょこん、と載せる感じ)
髪型にも気をつけてね!

難しいかもしれませんが、帽子などをチェックする鏡が置いてあると嬉しいなぁ。

なかなか重たい衣装をずぼっとかぶって着るので、
髪は多少乱れるしね。







章立てをして、作品が展示してありました。
その、章のタイトルが書いてある垂れ幕には
モノクロのシャガールの写真があり、
すべて違うものでした。

作品に向かっているものもあり、
カフェでなごやかにしているものもあり。


私の中で、絵はすぐに思い浮かぶけど、
彼の顔は知りませんでした。

とってもチャーミングな笑顔の素敵な男性だなぁ、と思いました。










Marc Chagall  @Hiroshima Prefectural Art Museum








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