オトナになる旅






大人になるための通過儀礼には旅を伴うものが多い。

周りはハラハラしようが、
イライラしようが、
決して手や口を出してはならない。

黙って見送るだけ。

もしそこに介入してしまえば、
大人になる機会を逸してしまう。




旅でどんなことがあったのか、
どこに行ったのかは、
本人が口を開くまで聞いてはいけない。

その大切な旅は本人のもので、
誰のものでもない。






儀式なので、旅に出た者は必ず戻らなければならない。
大人になった姿を見せなくては、
「大人である」
と確認できないからだ。






風に吹かれ、
太陽に焼かれ、
冷たい雨に濡れ、
気持ちのよい青空に包まれ、
オトナになる旅はその後の人生を支えていく。





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