2010-12-31

大晦日







昨日、掃除はあらかた終わらせたので、
今日はお雑煮を作りました。

うちでは、
鶏、牡蠣、大根、にんじん、干ししいたけ、昆布を入れ、
塩と醤油で味を決めるすまし汁タイプです。

これに食べる前に、かまぼこと三つ葉を入れます。

餅は丸餅エリアです。




ひとり暮らしをしていたとき、
母から「うちのお雑煮の作り方」を教えてもらって、作りました。

私はうちのお雑煮が大好きで、
お正月でなくても、
牡蠣があればお雑煮を作ってもらって食べていたのです。


ひとり暮らしになり、
自分で作らないといけなくなったのと、
「ここで教えてもらっていないと、
自分が食べたいときに、作れない」
という、なんだか切羽詰まった感じで教わったのを覚えています。



今回、そばに母はいましたが、
ほぼ一人で作りました。

作り方を覚えていたようです。






昨日、今年の振り返りをしましたが、
それでも手帳を見たり、
ブログやTwitterを見たり、
あれこれしていると、
「いろいろあったなぁ」と思いました。




大人になると一年があっという間、と聞きます。
私は結婚もしていないし、
子どももいないせいか、
そんなに「あっという間」に一年が過ぎたことがありません。

毎年、
いえ、毎日、
「今日も長かったなぁ」
「今年も長かったなぁ」
と思います。


暇と退屈でそう思うのではなくて、
どうやら、
いろんなことがみっちみちのぱんぱんに詰め込んであるようで、
長く感じられるようです。




なんと幸せなこと!!








いろんなできごとがあり、
いろんな人に出会いました。


たくさんのことに、ありがとう。






よいお年を。





Kyrie





   

ベーグル











大晦日に食べるパンがなくなったので、
30日の午後、ベーグルを焼くことにしました。

というのも、お正月になると朝は決まってお雑煮だからです。
(私がお雑煮好きだからです)




「思い立ったらすぐに焼いてやろう」と思っていたので、
すでに粉とイーストは買っていました。



パンは体験学習で焼いたことがあるので、
少しは様子がわかりますが、
ベーグルはまったくの未知の世界。

そして粉ものは私の不得意とするもの。

様子がちっともわかりません・・・。




暖房が十分でないうちなので、
「イーストの予備発酵をさせたほうがよかったのにしなかった」
「麺棒が、讃岐の『うどん学校』でもらったものなのでとても長く、出すのが面倒だったので、強引に手で伸ばしたため、成形がわやになった」
などなど、
いろいろありましたが、なんとか形になりました。



まず、焼きたてを食べました。

むむむ。
悪くない。




そして、今朝。
横に切ってトーストして食べました。

おお。まさしくベーグル。
正しいベーグルの歯ごたえです。


これは成功かも。




昨日のうちにヴォノにメールで見せたら、
ベーグル好きの彼は叫んでました。

ふふふ。
私のことをもっと好きになったでしょう?




粉と塩、砂糖、ドライイーストのみを使うので、
粉の味が決め手のようです。


今回は初心者用にお手軽な粉にしましたが、
ちょっと上等の粉を使ったり、
全粒粉を混ぜたり、
ドライフルーツやシナモンなどを入れて楽しみたいな。








   

2010-12-30

それゆけ!キリエの2010年







ホントは
「それゆけ! キリエのトップ10 in 2010」
にしたかったんだけど、
10コも大きいことがなかったので、こぢんまりといきましょう。





■ ヴォノと出会う

これは最大ね。

妙なつながりで出会い、
「食べ物」のことで意気投合した二人。

とても濃い時間を過ごしましたが、
まだまだ二人とも慣れていない。

私の生活が一気に躍動し始めた。

来年もいろいろやらかして、
お互いを深く知っていきたいと思います。


あとね。

彼に言うと負担になりそうなので、まだ言っていないんだけど、
私、いつか一緒に暮らしたいなぁ。

それは「結婚したい」という意味ではなく。

こんなに離れているんじゃなくて、
一緒に生活がしてみたいなぁ。

よし。
これはキリエの野望リストに入れておこう。





■ ネットでのつながり

ヴォノとも言ってしまえば、「ネットで知り合った」のがきっかけだもんね。
ブログ、Twitter, ニコ動、ニコ生など、
いつもの私なら
「いいなぁ」と思いながら腰が引けていたことも、
今年のテーマ「自重を自重」を遂行し、
あれこれやらかして、
そして出会った人たちがたあああくさんいたの。

実際にお会いしておしゃべりした人もいたし、
Skypeでおしゃべりした人もいて、
時に冗談を言い、
時には刺激を受け、
時に励ましてもらい、
大きく助けてもらいました。

ありがとうございます。

友達が少ない私には、貴重な経験でした。




■ 脱皮

久しぶりの反乱
そして繭に閉じこもっていたときにやったこと。

たった1週間のことなのに、
私には大きな節目でした。

「なにかが変わった」

何が変わったのかわからないけれど、
私はまた「私らしく」なったような気がします。






今年は、
「やりたいことをやらかしてみる」
「私らしい、を探ってみる」
ような年でした。

その中で、私の髪をしっかり受け留めて、
私の髪の扱いにくさを悪くいうのではなく、
私の髪や気の流れで髪型を決めてくれる美容院との出会いは、
大きな喜びでした。

「私らしくいる」のに、
髪型って大きなことだと思うのよね。

最初はイベントで訪れて、
「妙な髪型の人がいる・・。
あんな髪型の人に切ってもらえるなら、
さぞかし愉快なことになるに違いない」
と、思ったのでした。

スゴイ!
私の直感!!




■ 引越し

忘れそうでしたが、今年の1月末にこの家に引っ越してきました。
ちょっと浮草のような感覚でしたが、
ようやく「おうちに帰ってきた」と家族が思っているのがよくわかります。

私は、といえば、
「いつかこの家を出るんだろうなぁ」と感じているので、
やっぱり浮草のような感覚は持っています。


ヴォノと「おうち」が作りたいんだけど。







と、いうのがキリエの2010年でした。

他にもいろいろあるけれど、
まとめたらこんな感じ。


さてさて。
みなさんの2010年はいかがでしたか?

もしブログに書いたらコメントを書いてね。


読みに行くわ!!!









   

2010-12-29

年末掃除




「大掃除」ではありませんが、
掃除をしました。

窓を拭いて、
電灯の傘を拭いて、
ちょっと丁寧掃除。



昨日の夜、年賀状も書き上げました。



少しずつ、お正月さんをお迎えする準備をしています。




   

2010-12-28

年賀状の準備





本日、仕事納め。

ああ、長かった1年の、「お仕事」パートが終わりました。




そして、お正月を迎える準備はさっぱり・・・。

年賀状もさっぱり・・・。



年内には投函するからっっ!!




今回は消しゴムはんこを我流で彫って押したよ!!




   

2010-12-27

アクリル





マフラーの毛糸探しのときに困ったのが、
「アクリルが入っていない100%ウール」の毛糸を探すことでした。


それから、私の冬物を探すことになったのですが、
私ももともと化繊が苦手。

それにヴォノがアクリルだとかゆかゆになると聞いて、
ますます探す目が厳しくなりました。



でも、ニット製品を見たら、多くがアクリルなの!!

びっくり!!



安くて軽くて扱いが楽、だからだそう。




でもね。

ヴォノが私を「ぎゅうううう」ってしたときに、
私がちくちくして、
あとでヴォノがかゆかゆになったらいやだもの。




なので、
引き続きウール100%のセーターを探しています。


あ、アルパカも好きよ♪






   

2010-12-26

レアチーズケーキ










24日にケーキを食べなかったので、
翌25日にケーキを作ってみました。


というのも、
料理が上手な男性が、
「どんなケーキでも、
女の子が一生懸命作ってくれたら嬉しいし、
くらっとするよね」
と話していたからです。


ふっくらと焼き上げるケーキは、
私の苦手とするところなので、
「焼かないケーキは何か」と考えていたら、
レアチーズケーキのことを思いだしました。

私はチーズケーキの中でも、
レアチーズケーキが好きなのです。



グループで1,2度作ったことがありますが、
一人で作るのは初めて。

あまりぐちゃぐちゃものを入れないレシピを探しました。
ややこしくなくて、面倒でないのが、
今の私にとって「次も何か作ってみよう」と思わせるコツのように気がするから。

下にビスケットを砕いてバターで固めた台を作るものもありましたが、
その台も今回は略。

だって、すごいカロリーになりそうなんだもの。




こうして、途中、
「だまだまがいっぱいできている・・。
これは・・なめらかではないレアチーズケーキになっちゃうのかしらっっ」
とひどく焦りましたが、
無事になめらかになり、固まりました。


いつもはこんなことをしませんが、
今回はブルーベリージャムを添えて、
ミントの葉っぱも飾ってみました。

むふふ。



味は濃厚で、
「あ、もうちょっと食べたいな」
と思うところでやめておくのがちょうどいい感じでした。



これから少しずつ食べていきます。







   

2010-12-25

靴下、忘れた!





昨夜、靴下をぶら下げておくのを忘れましたが、ちょっと気の早いサンタさんがやってきました。

マフラーを編むのに毛糸が足りなくなって、はげちょびんにしてしまったアメリを不憫に思ったようです。

嘘です。

たくさんひつじが集まりました。

私、ひつじを集めているわけではないのですが。


クリスマス寒波がやってきているので、もっふもふになってやり過ごしましょう。


ありがとう、ヴォノさんた♪







   

Merry Chirstmas!





静かな時間の中で、
自分の内側から出てくるうねるようなエネルギーを感じる。




Merry Christmas!

よい一日を。




   

2010-12-24

Christmas Eve




クリスマス・イヴ。

サンタクロースとトナカイは大忙しね。




イエス・キリストの誕生を祝う日なんだけれど、
それと同時に「自分の誕生も祝うこと」を考えたいな。

イエス様だけが誕生を祝福されたのではなく、
みんながそれぞれの誕生を祝福されたのだということを。




イベントとして盛り上がるだけになってしまい、
渋い顔をする人もいるけれど、
ハッピーな顔をたくさん見ると、
「まぁ、いいかな」
とも思えてしまう。





さてさて。

私は夜に靴下をぶら下げて寝ることにするわ。

明日の朝が楽しみね♪





   

2010-12-23

レモン




お庭になったレモンをいただいた。

どうしようかな?

今度こそ、正しい「生姜蜂蜜檸檬」かしら??




んー。

今なら、揚げたてのカキフライにじゅわっとしぼって食べたいな。





   

2010-12-21

アメリエ、2本完成!!






やっと2本のマフラーが編みあがりました。

右の「バイオレット・アメリエ」はわりとすんなり完成しましたが、
左の「グリーン・アメリエ」はなんと3回も編み直しました。

もう、くたびれちゃったわ!!



バイオレット・アメリエは1目ゴム編み。
内側に丸まらず、長さもちょうどいい感じ。


グリーン・アメリエは2目ゴム編み。
分厚くボリュームが出たため、短い・・。




そしてヴォノに「完成したよ」と
私がモデルとなってマフラーを首に巻いて写メを送ったところ、
今になって、
「1本は、キリエちゃんが持っていたほうがいいんじゃないの?」
と言われました。


当初はその予定だったのよ。

あなたが「欲しい」と言ったのよ!!





自分用のマフラーはまた、
気持ちが高まったときに編みましょう。



だって編んでいたら、
どんどん「ヴォノ色」に思えてきたんだもの。

そして、彼が「お気に入り」と見せてくれたネイビーのダッフルコートに合う色を選んだんだもの。


あなたにあげる!!





というわけで、今日、発送します。




   

2010-12-20

キラキラツリー




日に透かした写真が撮りたかったけれど、
うまくいかなかったの。

これは、作っている工程が楽しいんだ。




   

2010-12-19

パエリア





友達が「私が作るパエリアは、素を使うけれどおいしいんだから」
と、自慢し、そのパエリアの素を売っているお店を教えてくれ、
料理好きのコウがしょうがあれこれ作っているのを見ていたら、
私もパエリアが作りたくなったので、
さっそくパエリアの素を買い、
作ってみました。










夕方の早い時間から作ってしまい、
試食用についだので、盛りが少ないです。

でも、食べ始めると止まらなくなり、
この後、しっかり随分と早めの夕食として食べてしまいました。





軽やかにお料理を楽しんでいる人がいると刺激になって、
家事があまり得意でない私も
いろいろやってみようか、と思ってきます。






ちなみに、友達が教えてくれた「パエリアの素」は、こちら。

季節になったらアサリを入れたり、
イカを一杯さばいて入れたりしても、
おいしいかも。






   

2010-12-18

編み物、ふたたび





ヴォノにパープル・アメリエ(キリエが編んだマフラーの名前)を送って間もなく、
ヴォノが住む地域が急に冷え込み、
毎日のように、

「今日もアメリエと出勤です」

「ちっともちくちくしないし、気持ちいい」

「温かい」

とメールをくれるので、
私もつい、

「そんなに手触りのいいマフラーをしてみたいものだ」

と思いました。




そして、ヴォノは暖かい日には休ませますが、
ほぼ毎日、パープル・アメリエを使っている模様。

アメリエ、疲れないかなぁ。

ヴォノはたくさんお服を持っているのに、
あれ1本だけじゃ、
合わないものも出てくるじゃないかなぁ。





こんなことがあって、
私はまたマフラーを編むことにしました。

同じメリノ・ウールの毛糸で、違う色のものが気になっていたし、
前回はメリアス編みで、太巻きのように丸まってしまうのが困ったところ、と
ヴォノが言っていたのを聞いて、次は一目ゴム編みで編んでみたい、と思っていたし。




手芸屋さんで悩んで、
今回は二色の毛糸を買いました。



2本編んで、
1本は自分、
もう1本はヴォノにあげようと思ったからです。




編み始めると嬉しくなってしまい、
ヴォノにメールで、
「見て見て~!」
と知らせました。




すると、ヴォノは・・・

「両方ともほしい」

と言うのです。




とっても嬉しそうに、無邪気に言うので、
私は、1本は私のにしたいんだけど・・、と言いそびれ、
結局、黙ったまま2本ともヴォノにプレゼントする予定です。






ヴァイオレット・アメリエは一目ゴム編みにしました。

丸まらず、
これなら彼がしたい巻き方にぴったりです。

編みあがった日に、
私はこっそりヴァイオレット・アメリエを巻いて、
仕事に行きました。

その日は、強烈な寒波がやってきて、
ここでも小雪が舞うことがあったのですが、
アメリエは温かく、そして肌触りがよかったです。





グリーン・アメリエは、二目ゴム編みで編んでいるところです。


同じ毛糸なのに、
編み方で随分印象が違います。




半分ちかくまで編みあがりました。




あと少しです。





   

2010-12-17

シナモン





シナモン。


私の好きなスパイスの一つ。



シナモンの香りをかぐと、
中国より西のアジアか、
もっと向こうのヨーロッパが浮かんでくる。



たまにシナモンシュガートーストが食べたくなったり、
チャイを作るときにシナモンを多めに入れたりする。


ホットワインも
アップルパイも
シナモンをきかせてあるほうが好き。





   

2010-12-16

生姜蜂蜜すだち






ヴォノが私にいいんじゃないかと教えてくれたレシピは、

「生姜蜂蜜檸檬」

でしたが、
我が家にレモンがなかったので、
うちにあったすだちを使って、つけてみました。



後日、お湯で割ってみると、
相当な苦さ・・。



蜂蜜を足して飲むことにします。





   

2010-12-15

ワタ






今年の春、
マリオとルイージからワタの種をもらった。

日本古来の種で今では珍しいらしい。


遊びでもよい、といわれたので、
種をまいて、育て、ワタを収穫した。



ふかふかのワタから種子を取り出す作業。



ワタの繊維が種子に絡みついて取れない・・。


なかなか指が痛くなるし、
根気のいる作業だ。


シャツを一枚作るのにどれくらい手間がかかるんだろう・・。




身につけるのは、コットンの素材が気持ちよくて好き。


もうちょっと心して着ようと思った。




   

2010-12-14

親友





騒動の後、
久しぶりにSkypeのチャットでヴォノとやりとり。



ふと彼が言う。


「来年はキリエちゃんと『親友』になりたいなぁ」



????





彼の中では、

知り合い

友達

恋人

の順で進むところが、
「友達」の期間がとても短くて「恋人」になったらしい。




ふっしぎ~!!!




私、「ことばで立場が変わる」というのがどうもしっくりこないときがある。


10分前には「友達」だったのに、
「つき合おう」
「君は僕の彼女だよ」
「君は私の彼氏だよ」
というやり取りがあったら、
「恋人」になる、らしい。


えぇぇぇぇっっ??!!



自分の内側で、
「あ~、この人と仲良しになりたいなぁ」
「もっともっと仲良しになりたいなぁ」
「好きだなぁ」
とかなんとか、
こういうものがぐるぐるうずうずして、
しばら~くして、
私の中でなじむようになったら、
「あ~、この人は私の恋人なんだなぁ」
と思うの。



だから、私はしばらく、ヴォノのことを
「彼氏・・・んー、なんかしっくりこない・・・」
と言っていたので、
ヴォノはなんだか傷ついていたよう・・。

「俺の存在って、なんなの?!」




なんでもかんでも、名前をつければいいってもんじゃないと思うんだ。



しっくりこないのに、
「恋人です」
「彼女です」
と言われると、
「え?! 誰のこと?!
私じゃないよ」
と思ってしまう・・。





最近になってようやく、
「・・・ちょっと『恋人』かもしれない、と思えるようになってきた・・・」
という感じ。




もっと奥深いところでつながっているような感覚がしっかりあるのに、
「ことば」になるとどうしてこういう反応なんだろう、私??!!






私の中では、
親友でもなんでも、
ヴォノのことをよく知らないし、
彼も私のことをよく知らないと思う。

いちゃいちゃするのもいいけれど、
「よっしゃあ、それはまかしときんさいっ!!」
「おう、こっちはまかしとけっ!!」
と言えるような
凛々しい友情で結ばれるといいなぁ。




でも、そうなると、
ちょっとだけ、私は「女の子」でなくなるから、
「かわいくなくなった」
と言うのだけはやめてね♪





・・・で、「親友」となると、
どうして「男同士のがっつり」を想像してしまうんだろう・・・??





   

2010-12-13

クイック・ブレッド






素敵なブログを読んでいると、
何回か登場したのがこのクイック・ブレッド。

簡単で手早く焼けるというので、
私にもできるかもしれない、と思い、
材料を揃えて焼いてみた。



私は粉ものをあまり作らない。

お菓子もめったに作らないし、
麺を打ったり、
パンも焼かない。


編み物と同じような理由もあり、
とにかくめったに作らない。



ただ時々、
他の人が楽しそうにしていると、
「いいなぁ。私もやってみようかなぁ」と思う。

他にも生パスタを作ったり、
食パンを焼いたりしている人と知り合ったので、
ますますうらやましくなった。



イーストではなくベイキング・パウダーを使うので、
材料を量るところから始めて、
焼きあがるまで1時間もかからない。











お肉モードだったので、
ヴォノが送ってくれたハムを焼いてみた。




はちみつとバターでもおいしいらしい。




淡白なパンなので、
名脇役になって、
いろいろなものを受け留めてくれる感じがした。





私は生クリームからバターを作り、
ヴォノと食べたいと思った。





   

2010-12-12

切る髪 切れない髪






マリオに髪を切ってもらった。


毛量が多く、
くせも強い私の髪はこれまで美容師泣かせで、
「今度こそは」
と美容院に入るたびに、
困ったような、
めんどくさそうな顔をされて、
嫌な気持ちでいっぱいだった。



マリオは私の髪の毛を見て、
そのくせに合わせて髪を切ってくれる。

なので初めて切ったとき、
そしてその次、
彼が提案してくれた髪型が気に入って、
私は毎回、髪を切りにいくのが楽しみ♪




今回も二人で、
「卵を大切に扱う」
「まるごと命を食べる」
なんて哲学っぽいことを話しながら
じょきじょきっとやってもらった。


この美容院では本はたくさんあるけれど、
「時間つぶし用の雑誌」を手渡されることはなく、
お決まりの、
「今日はお休みですか?」
「お勤めはされているんですか?」
という会話もない。




私が自分の髪のことでこれまで悲しい思いをしてきたことを話すと、
「自分の髪にはくせがないからうらやましい」
「まとまらない髪?
まとめなくていいのでは? と思う」
など、
私の髪が嬉しくなるようなことをたくさん話した。



切るときも、
私の曖昧な、
「少年のように」
「Tシャツとジーンズで
『冒険に行ってくるっ』という感じで」
「切りたいです」
ということばに対して、
「着地地点を決めます?
それとも行き当たりばったりで?」
と切り返し。

私は即興が好きなので、もちろん後者でお願いした。



そのときの場所。雰囲気。
マリオの状態。
キリエの状態。
ルイージの状態。

それに合わせて、
その時にしかできないことをする。

のが好き♪





この日はお気に入りのピアスをつけていった。

大体、美容院に行ったら
ピアスは外されることが多いけれど、
ここではしたまま、
シャンプーも
カットもされた。



「今日はピアスをつけていらっしゃるから、
ピアスが見えるように、
ここの髪を短く切ってみました」



をををう!!
こんなこと、初めて言われたわ!!


嬉しい♪







私の前髪を何度も何度も櫛で梳いてはうなるマリオ。

まとまらず、どうやっても顔の中央、
目の周りや
鼻のあたりに飛び出してくる一房の髪。



「この髪、切れません」



!!!!!




「主張してくるんです」



はぁ・・。




「このまま様子を見てもらって、
いとおしく思ってもらえればそのままに。

どうしてもうっとうしいようだったら、
切る、
というのでどうでしょう?」



私はその一房がとっても私らしい、と思って、
喜んでそのままにしてもらうことにした。




それにしても、
「切れない髪」があるだなんて。

それを受け入れていとおしく思ってほしいって。





なんて素敵なんだろう!






ますます気に入った。












髪を切ったあとは、ルイージ 特製のジンジャーシロップ入りのミルクティーをいただき、
穀物いっぱいの黒パンに
彼特製のジェノベーゼソース添えを出してもらった。


髪を切ったあと、
楽しくお茶をしたり、
おしゃべりをしたりする美容院。


なんて素敵なのかしら!!





こうやって、私はますます「私らしく」なってお店を出た。








   

2010-12-11

私を手放しなさい









ヴォノにこう言ったとき、
私は平気でもなかったし、
ヴォノのことを嫌いになったわけでもなかった。




二人の間に距離ができてからというもの、
余裕がないなぁ、
とヴォノに対して思っていた。



ハードでタイトな仕事を要求されたり、
時には理不尽だったり。

うまくいっていたことが
急に崩されたり・・。



そして、幾つかの理由で私との間に「距離」があり。

私に具体的に「いつから一緒にいよう」と言えない状況があり。





あれやこれやで、余裕がない日々が続いているようだった。





追い詰められた彼はとてもしんどそうだったので、
少し聞いてみた。




彼が「しんどい」と感じる理由の中に私のことが入っていた。




その頃、何回か言われたことは、

「もし、明日にでも『結婚しよう』という男性が現れたらどうする?」

「あなたの幸せを阻んでいるような気がする」





ああ、この人は、
「キリエを幸せにできない」
「キリエが結婚をして家族を持つことを邪魔している」
と感じているんだなぁ、と思った。



「しんどい。
もうやめたい」

彼がぼそりとメールの返信で言ってきた。




そして、私は意を決して言った。



「私を手放しなさい。

解放されなさい。

そうしたら自由になれる。

今すぐさよならを言いなさい」








そんなに相手に負担になっているのなら、
私は彼と一緒にいたい、と切望はしない。









ヴォノと離れて、
一時期、私は彼を感じられなくなったときがあった。

彼がいくらメールしても、
Skypeで話しても、
心はときめかず、
凍ったようだった。

それに対して、ヴォノはショックだったようで、
私たちの間にはそれでトラブルが起こった。



私がどうして彼のことを感じられなくなったのかわからないが、
なにかのきっかけで、私の心にはまた血が通うようになり、
どきどきするようになった。







調子が悪いときはある。

それが一過性のものなのか、
それともどうにもならない不協和音なのか、
冷静に判断するのはとても難しい。

でも、ずるずると関係をひきずってしまうより、
きっぱりと関係を断ってしまったほうが、
楽になることは多い。







私を手放すように言うと、
ヴォノはさよならを言ってきた。





私はただ呆然とするだけだったが、
私の発言は「これでいいんだ」とひどく自信があった。










私はおたがいに
「さよならをする」カードを持っておいたほうがいい、と思う。

だからこそ、自由で、
だからこそ、自分でこの人を選んでいる、と思える。





だから、私はいつでも彼のことを手放すことができ、
彼も私を手放すことができる。











後日。

意を決して言ったのだけれど、
やはり大きく傷ついていて、
私はしばらく元気をなくしてしまう。


そして、強く思った。

「この関係もいつ終わるかわからないのだ」




だから、「今」を精一杯楽しもう、と思った。




いつ、彼との別れがやってくるかわからない。

だから、今、「大好き」ときちんと伝えよう。










そして、もうひとつ。

いくら追い詰められていたとはいえ、
次に「さよなら」を彼が告げたら、
私は振り向かず、私の道をひとりで歩き始めるつもり。


それくらい真剣だったんだからっ!!!









   

2010-12-10

赤い鞄の物語






素敵な革の鞄を見た。

そこからヴィジョンが見え、
そして流れるようにストーリーが私の内側で始まった。




* * * * * *

最初の物語




私は赤い革の鞄から元気よくほぼ日手帳を取り出し、
仕事の打ち合わせのために訪れたカフェのテーブルに開いた。
そこでは、アイディアがどんどん出て、
話をするのがとても楽しい。

打ち合わせが終わって、
お互いにどんな仕事になるのかわくわくした表情になっている。

私は赤い鞄に手帳を仕舞い、
ストールを首にまく。

そして、肩に鞄をかけると、
相手の人が言う。

「素敵な鞄ですね」

私は嬉しく、誇らしく、ちょっと照れたように
「そうでしょう?
とても気に入っているんです」
と答える。



外に出て、相手の人と別れ、
ひとりになった私は改めて仕事の手ごたえを感じて、
「Yes!」
とポーズを決め、
軽快な足取りで歩きだす。






* * * * * *



次の物語




赤い革の鞄から出てきたのは、
目に鮮やかなターコイズ・ブルーの革で作られたポーチ。


赤から出る青が意表をついて、
自分自身でもよく「はっ」とする。


これもまた、
「素敵ですね」
とほめられる。





* * * * * *


次の物語




私は作業場を訪れる。

すでにデザインは決まっているけれど、
私の手にぴったりのグリップの太さや
私のからだにぴったりの持ち手の長さを見てもらう。

そして、赤い革を見る。

もしかしたら、
「こんな色はどうですか?」
「ここはこんなふうにしたらどうですか?」
と素敵な提案があるかもしれない。

または、私から、
「こうするのはどうでしょう?」
と何かアイディアが浮かんでくるかもしれない。



鞄とポーチのオーダーをしたあと、
そこでケーキとお茶をごちそうになりながら、
数か月後に届く自分にぴったりの赤い革の鞄に思いを馳せる。





* * * * * *


小さな物語



仕事でスーツを着ても似合い、
プライベートでラフな格好をしても似合う赤い鞄は、
私のお気に入り。




* * * * * *




ちょっと見ただけなのに、
私の中ではイメージがしっかりできて、
うっとりしている。


すぐにオーダーしないのは、
私の中でまだ機が熟していない感じがするから。


でも、それはもうすぐ。



それまで私はうっとりと、
深い赤の鞄を思う。